さて通常の電車内において、地震の際に安全はどのように計ればいいのでしょうか。もしも満員の通勤電車にいるときに大地震が発生したらどうしたらいいのでしょうか。それは実は乗り込んだ車両とその位置によって生存確率は大きく違ってしまうものなのです。以前に発生した福知山の脱線事故では、後方車両の中央部のドアに近い部分で手すりにつかまっていた人の多くは無傷でした。選んだその「場所」が運命を決めてしまったというわけです。自分はあの事故以来先頭車両に乗ることをしていません。
2004年10月23日、上越新幹線は長岡駅まであと8kmのところで激しい揺れに襲われ、10両中、8両が脱線しました。これは開業以来はじめてのケースです。200km以上のスピードで走る新幹線がもしも横転していたら大変な死傷者が出たと思われます。最新のシステムを搭載し、最初のゆるやかな揺れも感知して止まるはずだった新幹線も直下型には対応できないということを露呈しました。しかしこの震災以来、脱線した原因をつかみさらに安全度を高めるシステムと構造を導入しているはずですので期待したいところです。他の公共機関の中でも死傷者を出していない唯一の機関ですので、まずは安心して乗っていていいでしょう。
